アカヒレnet

アカヒレnetは奥深い魅力を秘めたアカヒレの素晴らしさを解説しているサイトです。

アカヒレは丈夫で美しい理想的な観賞魚です。小型アクアリウムでも楽しめるアカヒレの魅力をご紹介します。

アカヒレについて

アカヒレは数ある観賞魚の中でも最も丈夫で飼育のしやすい種類です。

アカヒレは5度ちかい低水温にも、35度を超える高水温にも平然としていて、一ヶ月の絶食や、半年以上も水替えをしない環境でさえ、病気もせずに元気にしているほど強健です。

何種類かの観賞魚を飼っていた場合、最後まで生き残っているのも、たいていアカヒレです。メダカや金魚よりもはるかに丈夫なアカヒレは、初めて観賞魚を飼育するのに最も適しています。

ファンシーショップなどではアカヒレのことをコッピーと呼んでいます。また、海外ではホワイトクラウドマンテンミノーと呼ばれています。

アカヒレの種類

アカヒレは中国から一種類、ベトナムから二種類の、全部で三種類が知られています。

また、中国産のアカヒレは品種改良もされていて、ゴールデンタイプやロングフィンタイプも作出されています。

アカヒレ

学名:Tanichthys albonubes

最も良く知られているアカヒレが本種です。背ビレのふち、臀ビレのふちは、ともに白、または、黄色になります。

本種の改良品種には、黄変種であるゴールデンアカヒレや、ヒレの長いロングフィンアカヒレがいます。

寒さに強く、室内なら冬でも無加温で飼育できますが、これは本種の中でも特殊な地域変異にのみ備わった耐性で、基本的にアカヒレは寒さに弱い熱帯魚です。

すでに生息地は開発によって失われ、少なくとも観賞用として流通している寒さに強いタイプの野生アカヒレは絶滅しています。

野生のアカヒレには地域によっていくつかのタイプがあったようで、ヒレのふちが白や黄色のものなどが知られていますが、正確な分類はされていません。

ただし、少なくとも、白雲山産と香港産の本種はそれぞれ染色体に違いのあることが確認されていますので、亜種もしくは別種の可能性もあります。

なお、現在のアカヒレやロングフィンアカヒレは、いくつかのタイプの交配種の可能性があります。

ベトナムアカヒレ

学名:Tanichthys micagemmae

ベトナムに生息するアカヒレです。口紅をつけたように口が赤くなるのが特徴で、背ビレのふちは白く、臀ビレは赤くなります。

ラオスアカヒレ

学名:Tanichthys thacbaensis

ベトナムに生息するもう一種類のアカヒレです。しばしばベトナムアカヒレと混同されますが、ヒレは黄色っぽいオレンジで、背ビレのふち、臀ビレのふちは、ともに白くなります。

アカヒレの飼育

アカヒレは極めて丈夫な種類なので、観賞魚の飼育に自信がない方でも、この種類から始めればアクアリウムの楽しさを存分に体験することができるでしょう。

わずか3リットルの小さな容器でも飼育できるばかりでなく、そのような環境であっても自然繁殖してしまうくらいです。

アカヒレの飼育用品

アカヒレを飼育するのには金魚やメダカを飼育するのに使用するものがあれば十分で、特別なものは何も必要ありません。

アカヒレの水槽

水槽の大きさは置き場所や体力に合ったものを選べば良いでしょう。

時間とお金と置き場所と体力に余裕のある方は大きな水槽にたくさん入れて、そうでないなら掃除や水替えが短時間で済む小さな水槽がおすすめです。

小さな水槽は管理が難しいという先入観で不安に思っている方も多いようですが、アカヒレを小型水槽で飼育して一ヶ月も経つ頃には、なぜそんなことを気にしていたのだろうと思うようになります。

アカヒレの濾過器

メダカや金魚の飼育に使う普通の濾過器、いわゆるブクブクでもアカヒレには十分です。

また、濾過器はどんなに高価な静音タイプでも、程度の差こそあれ、必ず騒音や振動を発生させますので、こうしたものを気にしやすい方は、濾過器をつけなくても飼育することができます。

アカヒレのエサ

アカヒレにはメダカ用のエサがあれば良いでしょう。口に入る大きさのエサであれば、熱帯魚用でもかまいません。

アカヒレは好き嫌いなく何でも喜んで食べてくれるので、エサやりもとても楽しいものです。

アカヒレの水草

水草はあってもなくてもかまいませんが、水草を背景に泳ぐアカヒレもまた絵になります。

手間をかける時間があるのであれば、生長の早いアンブリアなども美しくておすすめですし、できるだけ手間をかけたくないのであれば、アヌビアスのような生長の遅い水草が良いでしょう。

アカヒレの砂

砂は種類によっては水質を変えてしまいますが、アカヒレは水質についても弱酸性から弱アルカリ性までの幅広い耐性を持っていますので、あまり気にせず、好きな砂を選べば良いでしょう。

ただし本来は中性に近い水質を好みますので、アカヒレの好む環境を優先するのであれば、水質に影響を及ぼさない人工の砂が向いています。

アカヒレの保温器具

アカヒレは寒さにも、たいへん強い耐性がありますので、よほど寒い部屋でないかぎりは保温器具を使わなくても冬を越してくれます。

ただ、できれば冬は15度以上に保てるように保温器具をつけてあげられるのであれば、なお良いでしょう。

アカヒレの保温にはオートヒーターを使うのが便利です。オートヒーターは水中に設置してコンセントをつなぐだけで、あとは全自動で一定の温度を保ってくれます。

アカヒレの冷却装置

アカヒレは暑さにもたいへん強いため、30度を超えたくらいではビクともしません。

ですので、冷却装置がなくても問題はありませんが、35度を超える日が何日も続くようなら、冷却ファンをつけてあげると、なお良いでしょう。

とにかくアカヒレを飼ってみたいという方には、アカヒレや水草がついてくるアカヒレ飼育セットもおすすめです。

アカヒレの飼い方

アカヒレは管理に手間が掛からないのも魅力です。とはいえ、相手は生命ある生き物ですから、愛情だけは欠かせません。さすがのアカヒレでも、愛情のない飼い主のもとで生きていくことはできないのです。

アカヒレ水槽の準備

水槽や器具を軽く水洗いして、水槽に濾過器や砂を入れます。次に水を入れ、水道水に消毒薬として混入している塩素をカルキ抜きを入れて中和します。

あとは濾過器やオートヒーターをコンセントにつなげば準備完了です。

アカヒレを水槽へ移すには

アカヒレにとって水温や水質の変化はとても負担になります。ですから、まず最初はアカヒレを袋のまま水槽に浮かべ、水槽の水と同じ温度にしてあげます。一時間ほど浮かべておけば、だいたい同じくらいの温度になるでしょう。

水温を合わせたら、次は水質を合わせます。アカヒレの入っている袋の中に、水槽の水を静かに注ぎ、少しずつ袋の水と水槽の水を混ぜていきます。これを水合わせと言います。

この水合わせはあらゆる観賞魚にとって重要な手順で、種類によっては水合わせに失敗すると、飼育を始める前に全滅してしまうほどです。

ですから水合わせはできるだけ慎重に、長い時間をかけて行うのが安全ですが、アカヒレの場合にはそこまで神経質にならなくても大丈夫です。

アカヒレのエサやり

アカヒレの飼育でもっとも注意したいのがエサやりです。アカヒレも水が汚れると生命に関わってきますが、水を汚す原因はズバリ、エサにあると言っても過言ではありません。

水を替えなくてはならないのもエサを与えるからだと言えます。とはいえ、アカヒレを飼育する上では、エサを与えないわけにはいきませんから、適切なエサやりの感覚をつかむことが重要です。

まずはとにかくできるだけ水を汚さない上質のエサを与えること、そして、少なめに与えること、この二つがとても大事です。

エサを食べ残してしまうほど与えるのはもってのほかですし、おなかがパンパンになるほど与えるのも危険です。

魚のような変温動物は、ごく少ないエネルギーでも活動できる省エネな生き物です。ほ乳類のような恒温動物の感覚でエサを与えることは、かえってアカヒレを危険にさらしていしまうという意識を持つことが必要です。

アカヒレの水替え

アカヒレは何ヶ月も水替えをしなくても元気にしてくれていますが、やはり月に一度、4分の1くらいの水替えを行う方が安全です。

新しく入れる水には中和剤を入れ、できるだけ水槽の水と同じ温度にするのが望ましいです。水質の急変を避けるため、アカヒレと離れている場所から注ぎます。

アカヒレの飼育をさらに詳しく知りたい方は、アカヒレの飼い方というサイトがおすすめです。

アカヒレの繁殖

アカヒレは自然繁殖をしてしまうほど繁殖も簡単ですが、注意点が二つあります。

ひとつはアカヒレが卵を食べてしまうことです。とにかくアカヒレは食いしん坊なので、食べられるものは何でも食べてしまうのです。

このため、水草をたくさん入れて、卵をアカヒレから見つかりにくくする必要があります。

もうひとつは、アカヒレの稚魚がとても小さいことです。このため、エサを入れても稚魚の口には入りきりません。

そのためには稚魚のエサとなる微生物が発生しやすい環境をつくることが大切です。

これにもやはり水草のたくさんあることがポイントになります。また、ゴミを吸い込むような濾過器があると、稚魚やエサの微生物まで吸い込まれてしまいますので、アカヒレの繁殖では濾過器は使わない方が簡単です。

アカヒレは大きくなってくると、オスはスマートでヒレが大きく、メスはふっくらとしてきます。

水槽にはオスとメスの二匹のアカヒレを入れ、このときばかりは十分にエサを与えるようにします。

あとは可愛いアカヒレの稚魚が登場してくるのを楽しみに待つばかりです。